



本校は、すべての普通教室にプロジェクターが設置されており、多くの授業・行事等で活用されていますが、後方に座っている生徒は投影内容が見にくいという課題がありました。
「Win Bird 授業支援 for Chrome(以下「ウィンバード」)」を利用し、教員画面を生徒端末に提示することができればこの課題を解決できると考え、導入を検討しました。
生徒画面一覧から、生徒のアクティビティを確認することで、優れた取り組み内容を全体に伝えたり、生徒画面から理解に悩んでいるポイントを教員が知ったりできるため、学習への理解を深めるツールになると考えたのです。
ウィンバードを導入し、プロジェクターへの投影内容を生徒画面に提示できるようになったことで、表やグラフ等の細かい資料の数値も伝えやすくなり、生徒の視覚的理解を深めることにつながりました。
また、生徒に調べ学習を指示する際も、調査対象のWebページのアドレスを転送して開かせることができるため、作業開始までの時間短縮につながりました。
本校では、端末を「生徒が多くの情報を活用しながら自身の未来の可能性を広げるツール」として、利用促進を行っています。しかし、端末だけでは、できることが限られてしまいます。
ウィンバードのように画面提示や生徒のアクティビティ確認、Webページのアドレス転送等の「ツール」が充実することで視覚的理解を高め、端末を活用した生徒の学習をより効果的に推進できるようになったと感じています。
また、授業で発表活動を行う際には移動や接続等の準備時間が多く必要でしたが、ウィンバードを利用することで時間の短縮につながり、本来の目的である発表活動の時間を増やすことができました。