



GIGAスクール構想により導入する端末がChromebookに決まった際、基本はGoogle Workspaceのアプリを使っていくという方向性は決定していたのですが、授業で端末を効果的に活用するには、さらに追加してほしい機能があると教員(学校)から要望がありました。
教師が端末を管理したり、児童生徒や教師が画面を共有したりする機能が授業をスムーズに進めるためにはどうしても必要で、それらを解決するためには「Win Bird 授業支援 for Chrome(以下「ウィンバード」)」が最適であると判断しました。
機能がシンプルで操作が簡易であるため、先生方がすぐに使い始められそうだというところも導入を決めたポイントでした。
本市では、児童生徒が「いつでも、どこでも、必要なときに文房具と同じように端末を活用して学習を進める」ということを目標としています。
そのためには、児童生徒が端末のどんな機能をどんなふうに使えるか理解していくことが大切です。その前段階の端末活用を推進していくために、ウィンバードの情報共有機能や端末管理が役に立ちます。
授業をスムーズに進めていくことで、子供たちの端末活用の機会が増え、情報活用能力が育まれていくと考えています。
児童生徒の画面を一斉提示したものをプロジェクターで投影して情報共有できる機能は、教室での「学び合い」の中でとても役に立っています。
自分の意見と友達の意見を比べながら対話をしたり、様々な意見をもとにして新しい意見を考えたりするなどして、先生と子供たちが関わり合いをとおして考えを深めていく授業が増えてきました。
また、画面ロック、URL転送などのちょっとした機能も、授業の限られた時間のなかで効率よく授業を進めていくために役に立っています。
ウィンバードでできることは、あくまでも追加の一機能であり、これらをどう活用していくかは、自治体の考えや、学校の要望等で変わってくるものと考えています。
よりよい活用方法を検討しながら活用を進めていくことで、使っている人たちの端末活用に対する意識、授業改善への意識が向上していくと良いと考えています。